機装
- S.K.
- 広島工場 艤装グループ 機装チーム
2017年入社 愛媛県出身
工学部 機械工学科卒
各種機器の正常運転を担う
エンジンルームの司令塔。
REASON
入社理由
幼い頃に見た進水式が
感動の原体験となり、志望。
地元・愛媛の企業を検討していました。今治造船のことはテレビCMなどで名前を聞く機会があり、かねてより知っていました。また、幼い頃に知人のつてで進水式を見に行ったことがあり、船のあまりの大きさに感動したのを覚えています。
そうした原体験から今治造船を志望しました。選考過程の二次面接でいきなり代表役員が面接官だったのは大変驚きましたが、こちらの話にしっかり耳を傾けてくれた後、「きみはもう現場担当で決まりだね」とその場で即決。なんと話が早く、またフランクな会社なんだろうと思いました。
ちなみに配属先は、実家から近すぎず遠くもない広島を希望し、希望通り広島工場に配属となりました。
WORK
仕事内容
進水後の艤装船において
各種機器の運転調整を行う。
私の担当は、進水後艤装船の機装業務。ドックで建造した船を海上に浮かべたところからが、出番です。発電機や主機、ボイラーといった機器の運転について、計画に基づいて指示や調整を行い、不具合が発生すれば対応するなどして、すべてが問題なく動くように導いていく、いわば司令塔の役割です。その後、船主様も乗船しての「海上公試」と呼ばれる最終テストを経て、引き渡しに至るまで、一連の業務を担当します。
苦労するのは、各種機器の理解です。装備される機器はそれぞれのメーカーが製作しており、船型や船主様の要望によって仕様が異なるため、初めて取り扱う機器も少なくありません。私自身は建造側の機装担当として、乗組員の皆様に操作方法やメンテナンス方法などを説明する立場にあるので、事前に説明書を読んだりメーカーに問い合わせたりして、しっかり把握するようにしています。
REWARDING
やりがい
数カ月間、携わってきた船に
別れを告げる瞬間。
一番の醍醐味は何と言っても、お引き渡しの瞬間です。数カ月にわたって集中して携わってきた船に、船主様や乗組員の皆様と一緒に乗船し、すべての機器が問題なく仕様通りの性能を出していることが確認できると、お引き渡しの時を迎えます。沖で下船し、今治造船の小型船に乗り換えて見送るのですが、向こうから乗組員の皆様も手を振ってくださっているのを目にすると、「終わったなあ…」と達成感に胸が熱くなります。
また、そこに至るまでには機器運転時のトラブルなども発生するのですが、それをいち早く解決できたときは、うれしくもあり、また自身の成長を感じるときでもあります。
FUTURE
これから
新燃料船の建造を見据え
仕事に取り組んでいきたい。
カーボンニュートラル達成に向けて、これから造船業界で課題となる温室効果ガスの排出量を削減する取り組みとして、メタノールやアンモニア、水素といった次世代燃料船の建造に向けて今治造船も動き始めています。私も機装チームのメンバーとして今後まちがいなく携わることになるため、それを見据えて仕事に取り組んでいきたいと思っています。今も部内で勉強会を開催するなど取り組みはスタートしているので、自分も積極的に関わって、地球環境保全に貢献していきたいです。
オフタイム
お盆やゴールデンウイーク、年末年始といった長期休暇を利用して、学生時代の友人と旅行に出かけています。熱海や伊豆などで温泉・グルメを楽しむ泊まりの観光旅行です。