設計
- Y.K.
- 日本シップヤード株式会社
設計本部第二設計部 機装グループ
2020年入社 宮崎県出身
工学府機械工学専攻修了
船首にあたるポジションで
活躍し続けたい。
REASON
入社理由
ここなら造船業界を
引っ張る立場で仕事ができる。
最初から造船業界に興味があったわけではなかったのですが、大学で流体力学に関して学んでおり、そこで用いていた数値解析の知識が船にも使われていることを知り、造船業なら自分のやってきたことが活用できるのではと思い、志望しました。
その中でも今治造船に関心を持ったのは、売上高・建造量ともに日本一であり、ここなら造船業界を引っ張る立場で仕事ができると感じたため。また、インターンシップで工場見学をした際、建造中の船の大きさに驚き、「これほどのスケールでものづくりができるのか!」と心が沸き立ったのも、志望の気持ちを後押ししました。実際入社してみると、そのときに見たものよりも、はるかに大きな船を目にすることになったのですが(笑)。
WORK
仕事内容
エンジンまわりの機器を設置する
機関部の設計を担当。
機関部の設計を担当しています。船にはクルマと同じように「機関室」と呼ばれるエンジンルームがあり、そこにはエンジンや周辺機器が設置されています。とはいえクルマとは規模が違い、大型船ともなると体育館ほどの大きさの部屋に、それぞれの機器をどう配置し、配管をどのように接続するか、などを検討して設計するのが私の仕事。また、それに付随して機器メーカーとのやりとりも行っています。
心を砕くのは、船主様や乗組員の皆様がいかに使いやすい船をつくるか。各機器に必要な日々のメンテナンスを実際に行うのは乗組員の皆様なので、そこまで配慮して設計しています。また、船の建造には仕様変更がつきものですが、その際も柔軟に対応できるように設計することで、後工程の負荷軽減に努めています。
機器メーカーとのやりとりにおいては、仕様や詳細な図面の確認・不具合対応などの窓口となるだけでなく、社内からの問い合わせに回答する役割も担うため、担当する機器についての理解を深められるよう、使い方も含めて日々勉強するようにしています。
REWARDING
やりがい
船主様やともに働く仲間からの言葉が
次へのモチベーションと成長につながる。
まずは、成長を実感できるところにやりがいを感じています。以前は会議の場でなかなか前に出ていけませんでしたが、最近では知識もついてきて「ここはこうしてください」と、はっきり自身の意見を主張できるようになりました。上司からも意見を求められることが増え、自分なりに考えた回答で納得してもらえたときには、成長を感じます。
あとは、「報われ感」。設計の仕事は他部署とのやりとりが多いのですが、周囲の人たちから「 君だから仕事がやりやすい」と言われると、配慮したかいがあったとうれしく思います。また、海上試運転で船主様と一緒に乗船する機会があるのですが、その際、「良い船をつくってくれてありがとう」という言葉をかけていただくと、それまでの努力が報われた気持ちになり、「よし、また頑張ろう!」とモチベーションが上がります。
FUTURE
これから
新しいことにチャレンジして
自身を進化させていきたい。
別部署からも、機関部の仕事で頼りにしてもらえるようになることが今の目標です。一方で、ジョブローテーションで別部署に異動になっても、自分が今まで蓄えてきた知識や経験を生かせるようにしたいと考えており、仮に今までの知識が通用しないような場所に異動しても、それに対応できる力をつけられるよう新しいことには積極的に手を挙げるように心がけています。
そうしたアピールが効いたのか、最近、従来の重油炊き以外の燃料を使う船の担当になりました。国を挙げて取り組むカーボンニュートラルの実現に向けた、大きなチャレンジの一つです。現在、新燃料に関する有識者として頼られる存在となれるよう、懸命に知識を習得しているところです。日々自身を進化させることにより、船でいえば船首にあたるポジションで活躍する人材でありたいと考えています。
オフタイム
趣味は、大型バイク。休日は、近場の観光スポットやツーリングスポットを探して、ツーリングに出かけています。四国のコースは海岸線を走るような、景色の良いところが多いので気に入っています。また車と違って小回りが利くので、普段なら通らないような狭い道でも気軽に入っていけたり、寄り道もしやすいので今まで行ったことのなかったお店に立ち寄ってみたりと、新しい発見があって楽しいです。