Shipbuilding by the Data
データで見る船づくり
あなたの想像を超えるスケールで展開される船づくり。
船というものの物理的な大きさはもちろん、時間的な大きさまで、
広く深い海のような船づくりの醍醐味を、さまざまなデータでお伝えします。
SHIPBUILDING DATA
高さ333mの東京タワーをしのぐ大きさ
今治造船が建造を手がける世界最大級のコンテナ船「24,000TEUコンテナ運搬船」は、全長 約400m、幅 約61m、高さ 約70mを誇ります。横に倒した東京タワーよりもなお長いという巨大船舶。想像を超えるスケール感のものづくりが待っています。
- 「TEU」は20フィートで換算したコンテナ個数を表す単位。20フィートコンテナの目安はおよそ幅2.35m×高さ2.38m×長さ5.9m。
- 高さ約70mは船底からの高さ。
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受注から引き渡しまで約3~5年
数ある乗り物の中でも最も大きいとされるのが船。1隻の建造にかける時間と労力が大きいだけに、やり遂げたときの達成感もそれに比例して大きいといえます。通常、受注から引き渡しまではおおよそ3~5年かかりますが、世界最大級の「24,000TEUコンテナ運搬船」は、今治造船のチームワークをいかんなく発揮し、受注から約2年半の短期間で引き渡しをすることができました。ぜひ、本船の建造についてメンバーが語った「船の建造プロジェクト」もご覧ください。
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総勢数千人が関わる巨大プロジェクト
船づくりは、今治造船の社員をはじめ、機器や部品を供給するサプライヤー、工場で作業を行う協力会社のメンバーなど、総勢数千人が関わる巨大プロジェクト。さまざまな人と協力し合い、「チームでつくり上げる」意識が求められる仕事です。
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用いる主要部品は、660,000点
「24,000TEUコンテナ運搬船」を製造するのに必要な部品は、主要なものだけで合計約660,000点に及びます。巨大なエンジンやポンプ・プロペラ類に始まり、船に設置するボルト・ナット類、電気設備類、計器類、船員向けのバス・シャワーユニット類、空調装置類、救命装置類、火災警報装置類に至るまで、多様で膨大な部品を適切に選定し組み立てることによって、巨大な船ができあがります。
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世界各国から建造のオーダー
直近の10年間で今治造船が船を建造して納めた先は、日本、アメリカ、イギリス、オランダ、カナダ、ギリシャ、シンガポール、スイス、タイ、デンマーク、ドイツ、トルコ、ノルウエー、バハマ、ベルギー、マレーシア、モナコ、リベリア、韓国、香港、台湾、南アフリカの22カ国に及びます。それは、私たちの建造品質が世界市場で評価されている証。これからも、確かな船づくりを通して世界に貢献していきます。
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四半世紀にわたり、世界の海をゆく
今治造船がつくる船舶の耐用年数はおよそ15~25年。長いもので四半世紀にわたって、世界の海を航行し続けるのです。今ではアプリやWeb サイトで、自分が建造に携わった船の位置が確認できるため、世界の物流に貢献していることを実感できます。
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船が生み出す笑顔の数は、無限大
多種多様な船を建造する今治造船。お引き渡しされた船は、その後さまざまな人やものを乗せて世界中の海を航行し、各地をつなぎながら人々の暮らしを支えます。それによって生み出される笑顔の数は、∞(無限大)。今治造船の仕事は、世界の人々の笑顔につながっています。