当社は、東京大学の社会連携講座「海事デジタルエンジニアリング講座」(英語名:Maritime and Ocean Digital Engineering Laboratory、略称MODE)に2024年8月1日付で参画しました。
MODEは、日本の海事産業が抱える「世界の脱炭素化の潮流の中での新たな技術開発とその社会実装」、「海運サービス維持のための安全性向上と働き方改革のための自動運航船の導入」、「高度化する船舶の設計・製造プロセスにおける圧倒的な生産性確保」といった課題を解決するために、東京大学大学院新領域創成科学研究科に設置された社会連携講座です。
上記のような共通課題に対し、各社が個々に対策を講じて開発コストを投じるのではなく、会社の垣根を超えたオープンな協力体制を構築し、業界一丸となって開発を推進する必要があります。こうした状況の中、船社、舶用メーカー、造船所や大学などが協力し合い、協調領域として技術基盤を構築することで、国内海事産業における技術開発の効率化を目指すべく、当社はMODEに参画しました。
当社は、MODEが取り組む海事分野における脱炭素化、自動化、設計・建造の高効率化に向けた研究開発・社会実装および人材育成の拠点形成に協力し、次世代燃料船や更なる省エネ船の研究・開発を加速させるためのシミュレーション共通基盤の構築を通じて、海事産業発展に貢献して参ります。
当社はこれからも、造船所としての役割だけにとどまらず、業界の技術開発をリードするインテグレーターとして、日本の海事産業発展に貢献できるよう、積極的な協力体制の構築と技術開発を推進して参ります。
東京大学の「MODE」に関するプレスリリース内容はこちらをご参照ください。
https://www.k.u-tokyo.ac.jp/information/category/press/11186.html