8月29日(木)、当社グループのあいえす造船株式会社にて竣工した40,000載貨重量トン型ばら積み運搬船「NORSE OSHIMA」を引き渡しました。
【特徴】
■対象貨物
トップサイドタンクを装備したセミボックス形状のホールド構造を有したばら積み貨物船であり、5ホールド/5ハッチの貨物倉は高比重貨物（3.0 t/m3）の隔倉積みを可能とし、石炭/鉱石などばら積み貨物以外にも長尺物、コイル等、多種多様な貨物の搭載や、 トップサイドタンク を活かした穀物輸送にも適した設計となっています。
■ 荷役装置
各クロスデッキ上には合計4基のデッキクレーンと、各貨物倉には省力化/省スペースに優れたフォールディングタイプのハッチカバーを装備しています。
■ 環境対応
海洋汚染防止条約（MARPOL）の大気汚染防止のための各種規則を満足する機器を装備しています。
特に二酸化炭素の放出抑制指標について、現行要件（フェーズ2）はもちろんの事、2025年以降の建造船に要求されるフェーズ3要件にも先取り対応しており、環境保全対策としてバラスト水処理装置やシップリサイクル条約に基づくインベントリリストも搭載しています。
■ 推進性能
プロペラ近傍に設けた省エネ付加物や高効率プロペラ、海水との摩擦抵抗を低減する船体外板塗料を採用、高い推進性能を実現しています。
【本船概要】
主要寸法 ：全長182.93 m x 幅 31.00 m x 深さ 15.00 m
載貨重量 ：40,093 トン
総トン数 ：25,240
主機関 ：6G45ME-C9.7
航海速力 ：abt.14.0 ノット
船級 ：NK
船籍 ：パナマ