7月19日、海事三学会合同表彰式が海運クラブで開催され、当社とジャパン マリンユナイテッドが連携して建造した2万4000TEU型コンテナ船“ONE INFINITY”と
“ONE INNOVATION”がシップ・オブ・ザ・イヤー2023を受賞致しました。
授賞式では多くの関係者が参加された中、当社、日本シップヤード、ジャパン マリンユナイテッド、船主である正栄汽船がシップ・オブ・ザ・イヤー2023の賞状と
記念品を頂きました。
同賞は、公益社団法人日本船舶海洋工学が主催し、2023年に日本で建造された船舶を対象として、技術的・芸術的・社会的に最も優れた船舶1隻に与えられるもので、本船は超大型コンテナ船の建造では先行されていた韓国、中国に対抗すべく日本の2大造船企業がタッグ(コンソーシアム)を組み、両社の技術力を結集させ、国内
3ケ所の工場で、24,000個積みという世界最大級のコンテナ船を約半年という短期間に6隻建造したことが高く評価されました。また同船型には、新しい造船技術が
多く取り込まれており、なかでも風による抵抗増加を減らすと同時にコンテナ積み個数を増加させた新船首風防は新規性が高いと評価され受賞に至りました。
授賞式では、受賞者を代表してジャパン マリンユナイテッドの灘社長がお礼の挨拶を述べ、「今回の受賞は私たちが長年継続してきた努力が結実したものではござい
ますが、次世代を支える若い造船エンジニアリング達には今後の新しい挑戦への励みになるものを考えております。今後も期待に応えるためさらなる技術革新につとめたい」と今後の決意を新たにしていました。
また授賞式後に開かれた懇親会で受賞企業の代表挨拶に当社檜垣和幸専務が登壇し「今後も日本の造船・舶用メーカー・海運会社が培ってきた技術力と品質、想像力、連携でメイド・イン・ジャパンを世界に発信したい」と語りました。