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今治造船と三菱重工の合弁会社であるMI LNGで一般商船のエンジニアリング事業を開始

今治造船株式会社
三菱重工業株式会社

今治造船株式会社(社長:檜垣 幸人、本社:愛媛県今治市、以下、今治造船)と三菱重工業株式会社(社長:泉澤 清次、本社:東京都千代田区、以下、三菱重工)は、LNG(液化天然ガス)運搬船の共同設計販売会社「株式会社MI LNGカンパニー」(社長:田中 茂保、本社:東京都港区、以下、MI LNG)において、同社のLNG運搬船に関する従来業務に加えて、LNG運搬船以外の一般商船の設計業務を日本シップヤード株式会社(社長:前田 明徳、本社:東京都千代田区、以下、日本シップヤード)から受託することで合意し、2023年7月より業務を開始します。

この設計業務には、従来燃料船のほか、LNGなど代替燃料を採用する一般商船の機能設計に加えて、三菱重工グループの三菱造船株式会社(社長:北村 徹、本社:横浜市西区、以下、三菱造船)と日本シップヤードが共同開発することで合意した液化CO2輸送船(LCO2船)の設計業務の一部も含みます。

海運業界においても脱炭素化の動きが加速しており、新燃料転換までのブリッジソリューションとしてLNG燃料船の建造需要が拡大し、更にアンモニア、メタノールなどの代替燃料船の需要も本格化しつつあります。また回収したCO2を安全かつ大量に輸送する有効な手段としてLCO2船が注目されており、これらの船種も将来的な需要拡大が見込まれています。

今治造船は、ジャパン マリンユナイテッド株式会社(社長:灘 信之、本社:横浜市西区)と共同運営する日本シップヤードによる造船事業の更なる伸長とこれら新規分野への機動的な受注態勢の構築を目指して、設計機能の強化を図ります。

三菱重工グループは、造船・海洋エンジニアリング事業を担う三菱造船を通じて、液化ガス輸送船建造で培ったガス関連技術を活用したLNG燃料船向けガス燃料供給装置の機器供給およびエンジニアリング事業を展開しています。今後も三菱造船は新燃料転換やLCO2船など成長分野について三菱重工の持つ要素技術を活用して早期事業化に取り組んでいきます。