7月2日3日、埼玉県・戸田ボートコースにて「第72回全日本社会人選手権大会」が開催され、当社ボート部の男子ダブルスカル(越智選手・木村選手)が同種目で通算5度目の優勝を飾りました。同じく男子ダブルスカル種目に出漕した岡部選手・御手洗選手のクルーは第4位、全員が重複エントリーとなった男子クォドルプル種目[i](今治造船)の結果は第3位となりました。
本大会は社会人クルーのトップを決める大会となっております。ボート競技の大会では珍しく複数種目へのエントリーや他団体混成クルーでのエントリーが可能とのことで、全日本選手権とは違った見どころのある大会です。今治造船クルーは2014~2017年にかけて、男子ダブルスカル種目で4連覇しております。中日本レガッタからシート順を変更した越智選手・木村選手のダブルは1000m地点で先行艇を追い抜きトップに躍り出ると、その差を3秒に伸ばして堂々の1着ゴールを見せました。越智選手は「練習で試行錯誤を繰り返して挑んだ今大会で結果を残すことができ、安心しました。」とレースを振り返りました。岡部選手・御手洗選手のダブルは1500m地点以降の見事なスパートでスタートの遅れを挽回し、第4位入賞となりました。強豪クルー揃いのクォドルプル種目は終始どのクルーが優勝するか予想のつかない展開となりましたが、今治造船クルーは全日本選手権に引き続いての優勝に向け、果敢に攻めるレースをしました。
本大会は猛暑の中異例のスケジュールで開催されましたが、社員の皆様をはじめとするファンの方々に多数ご来場頂きました。遠方から来てくださった方々、2日間連続で来て下さった方々、毎度応援して下さる方々に加えて初めて足を運んで下さった方々にまで、当社ボート部は沢山のパワーを頂きました。戸田ボートコースの特色である、間近で見るレースの臨場感を存分に味わって頂けたのではないかと思います。レースの様子は当社ボート部が運営する各種SNS上でも発信され、日本各地のファンと大会の緊張感や感動を共有することができました。また、本大会に向けては、当社の雇用の場の一つである豊明ファームからお野菜を頂戴し、選手たちが自炊生活を行って試合に臨みました。中日本レガッタに引き続いて、ファームに従事する方々とのお野菜を通じた交流を実現することができました。
次戦としては国体の四国地区予選会が7月16日(土)~17日(日)にホームの玉川湖ボートコースにて行われます。2022年シーズンを締めくくる第77回国民体育大会ボート競技(栃木県、10月1日(土)~4日(火)の4日間開催)の切符がかかった大会となっております。引き続き応援をよろしくお願いします。
[i] 4人乗り種目。1人2本のオールを扱う。