日本最大の海事産業集積地・今治市で来年5月、「バリシップ2013」を開催することが正式に決まり、4月18日、主催者のUBMジャパン株式会社のクリストファー・イブ社長や特別後援の今治市から菅良二市長、今治市海事都市交流員会から会長の檜垣幸人・今治造船社長、瀬戸内しまなみ大使の仙田美登里さんらが出席。東京都江東区有明の東京ビッグサイトで行われた「SEA JAPAN 2012」の会場で、マスコミ関係者を対象にした「バリシップ2013」の発表記者会見を開きました。バリシップの開催は2年ぶり3回目になります。
記者発表では、UBNジャパンのイブ社長が「バリシップは他の海事展と違い、地元の海事産業のトップから一般従業員までが参加する意義深いイベントです。海外での関心も高まっており、過去2回のバリシップで、海事都市今治のネームバリュー、ステータスを上げることができました。来年もぜひ成功を収められるよう準備を進めていきたい。」とあいさつ。菅市長は「今治には海に親しみ、船に親しむ産業が集積しています。全国各地や世界各国から多くの方にお越し頂き、しまなみ海道の景観や今治焼豚卵飯などのB1グルメ、ゆるキャラのバリィさんなどを通して、今治のまちを広く知ってもらえるよう願っています」と今治の良さを強調しました。
続いて、檜垣社長が「今治市は外航海運業や内航海運業、造船業、舶用工業など海事関連産業が集まり、日本一の海事クラスターを形成しています。我々を取り巻く環境は非常に厳しい状況にありますが、『バリシップ2013』が海事都市今治の力を国内外に発信する絶好の機会になるよう、地元の総力を結集して準備を進め、工場見学会など様々なイベントを通して未来を担う子どもたちに海事産業の素晴らしさを伝え、業界の更なる発展に繋げてまいりたい」と、バリシップ開催に向けた地元の決意を述べました。
菅市長と檜垣社長は、海事都市交流委員会が会場内に設けた「海事都市今治」と「今治海事展(バリシップ)」をPRするブースで、来場者にバリシップと今治の魅力を訴えるとともに、レセプションに出席された国内外の海事関係者の方々に「バリシップ2013」を強くアピールしていました。
「バリシップ2013」は来年5月23日から25日まで、テクスポート今治を主会場に開催。最終日は海事産業関係者のほか市民ら一般の皆さんも入場できるようにし、造船所見学などの併催イベントも開く予定で、主催者は前回、前々回を上回る230社・団体の出展と1万6000人の入場を目標にしています。