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ボート部員と元中国代表候補のグループ会社の実習生が交流

当社ボート部が練習拠点にしている今治市の玉川ダム湖で3月18日、部員や地元の大学生ら約25人が参加し、ゲストに招いたグループ会社のスチールハブ(岡山県倉敷市)の中国人実習生で、北京五輪ボート競技の中国代表候補だった王成偉さん(25)と交流を深めました。

王さんはボートの中国ナショナルチームの一員として、2007年にオーストラリアで開かれた23歳以下の世界選手権「エイト」種目で金メダルを獲得した実績を持ち、中国代表の有力候補としてオリンピックを目指していましたが、トレーニングで腰を痛め、競技から引退しました。

交流会に参加した王さんは、ボート部員や学生らと競技艇に乗り込み、192cmの身長を生かした大きなストロークで、ボートを力強く進ませていました。王さんは「4年振りにボートで水上に出た。とても懐かしく、オリンピックを目指していた頃の自分が帰ってきた」と喜びの声をあげ、王さんと一緒に乗艇したボート部の井出さんは「世界で戦ってきた選手は引退しても漕ぎの迫力が違う。世界の広さを改めて感じました」と目を輝かせて話していました。

今回の交流会に参加し、日本で再びオールを握る機会を得た王さんは「まさかこんな形でまたボートに乗れるなんて」と感深そう。大学生たちも「ボート」というスポーツを通して、海外の方のトップ選手とふれ合えたことを喜んでいましたい。

レベルの高い王さんのストロークを目の当たりにしたことで、シーズンを目前にしたボート部員にとっても、意義深いスポーツ交流会になったようです。

王さん(前から2人目)と共に乗艇する今治造船ボート部員
王さん(前から2人目)と共に乗艇する今治造船ボート部員

王さん(後列右から2人目)と今治造船関係者
王さん(後列右から2人目)と今治造船関係者