西日本屈指の規模を誇る愛媛県立とべ動物園(伊予郡砥部町)で当社の寄付により進められていた「ふれあい広場」の整備が完了して、3月27日、同県の加戸守行知事や当社の檜垣幸人社長ら関係者が出席して、施設のリニューアルを祝うセレモニーを開催しました。家族と一緒に訪れた子どもたちは早速、広場の中に入り、ウサギやモルモットなどを抱いたり、触ったりして大喜びしていました。
今治造船は地域貢献活動の一環として、動物園の施設整備への協力を申し入れ、動物園側と話し合いました。その結果、円形の広場を覆っている天井のテント屋根が老朽化し、幅も短く雨の日は利用できないことから、テント屋根の拡張や手洗い場の新設、小動物園舎の増改築などのリニューアルを進めてきました。
式典では、檜垣社長が「動物たちとのふれあいを通じて、大きな感動と喜びを体感し、子どもたちが生き物への優しい心を育み、他人を思いやることができる人間に成長してくれるよう願っています」とあいさつ。加戸知事から感謝状を受け取った後、町立麻生幼稚園の園児代表らとテープカットして、ふれあい広場の完成を祝いました。
広場周辺に設けた柵には、当社のキャラクター「いまぞう君」や船、橋などが描かれ、手洗い場では、いまぞう君が「遊んだあとは手を洗おうね」と呼びかけるなど、造船のイメージをデザインに採用した楽しさあふれる施設に生まれ変わりました。天井のテント屋根も直径16mの広場やその外周を覆うように拡張し、雨の日でもウサギやアヒルなどと遊んだり、ポニーの乗馬体験を楽しんだりできるようになり、動物園を訪れる子どもたちの人気を集めそうです。
加戸知事は「世界の今治造船のおかげで、子どもたちの楽しい人気スポットができたことを喜んでいます。北海道の旭山動物園に負けない動物園になるようがんばりたい」と話していました。
とべ動物園季刊誌『とべZOO』(2010 vol.1)にもセレモニー等の写真が掲載されております。