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33万5千重量トン型鉱石専用船「”IS” BRASTAR」誕生!

近年、各国での旺盛な鉄鉱石需要に伴い、従来の主要鉄鉱石トレードパターンである豪州/欧州/ブラジル/アジア間のみならず、遠距離シャトルサービスであるブラジル/アジア間の輸送比率が高まってきました。大量輸送によるコスト低減と安定的な輸送を目指したこの世界的な海運事情に対応すべく、この度、超大型鉱石専用船「”IS” BRASTAR」(通称:ブラスター)を開発しました。

「ブラスター」は、ブラジル/アジア間のシャトルサービスに最適な船型として開発され、大量輸送によるコスト削減に寄与するため貨物積載能力を重視した鉱石船です。その積載能力は載貨重量335,000トンを誇り、高い貨物積載能力は同時に単位貨物重量当たりのCO2排出量の削減にも繋がり、環境性能の高い船型とも言えます。また、7気筒の最新主機関の採用により15.15ノットの航海速力を達成したことで、長期間に渡る安定的な定時輸送に寄与するとともに高い燃費性能を実現しました。

「”IS” BRASTAR」のネーミングの「”IS”」は、「Imabari Shipbuilding」の頭文字を意味し、「BRASTAR」は BrazilとSTARを組み合わせた造語で、ブラジル/アジア間の鉄鉱石輸送の花形船型になることを願って名付けました。 多数ご発注を頂いている95型「ネクスター」、61型「アイスター」に続く、超大型鉱石専用船、335型「ブラスター」は、これまで今治造船グループが開発・建造してきた船の中で最大のスケールとなっており、2014年にブラジルとアジアを繋ぐ巨大な架け橋となります。

<主要目>
積荷重量:335,000トン
全長X幅X深さ:339.9m×60.0m×28.8m

IS-BRASTAR完成イメージ