本日、当社グループの幸陽船渠株式会社(広島県三原市)において、当社グループが建造する最初の記念すべきLNG運搬船(液化天然ガス運搬船)、建造番号 S-2258「TRINITY ARROW」が、船主に引き渡され、関係者に見送られる中、処女航海へと出航いたしました。
本船は、昨年11月30日、盛大に命名式が執り行われました。その後の艤装工事も順調に終え、船内各部の機器の最終性能確認を行うために、海上公試運転、ガス・ハンドリング・テスト等、数多くの試験が実施され、当初の計画数値、性能試験において立派な成績を収め、本日の竣工を迎えました。
本船は、日本で建造されたLNG運搬船では最大級の、154,982m3のタンク容量を持つものの、世界の主要LNGターミナルに入港可能な汎用性の高い船型となっています。
「TRINITY ARROW」が関係者の期待通りの活躍をし、素晴らしい宝船になることを確信しています。
「TRINITY ARROW」の末永い航海の安全をお祈りいたします。
<TRINITY ARROW 主要目>
全長 | 289.9 m |
型幅 | 44.7 m |
型深さ | 26.0 m |
総トン数 | 101,080 GT |
載荷重量 | 79,556 mt |
貨物タンク容積 | 154,982 m3 |
カーゴコンティメントシステム | GTT MARKⅢ メンブレン方式 |
主機関 (スティームタービン) | MCR 29,420 kW ×81.0 rpm |