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平成22年 新年のご挨拶

 新年明けましておめでとうございます。
輝かしい2010年の新春を迎え謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。 旧年中は格別のご愛顧を賜り誠に有難く心より厚く御礼申し上げます。

 このような状況の中、お陰様で昨年は今治造船グループ8工場におきまして、バルクキャリア56隻、コンテナ船17隻、VLCC4隻、LNG船1隻など、一昨年より2隻多い93隻の新造船を建造・引き渡すことができました。

 さて、今治造船グループは創業百年を超える造船専業メーカーとして、今日までに1,760隻を超える船舶を建造してまいりました。この間幾度となく厳しい造船不況を経験しましたが、その都度従業員はじめ協力会社、舶用関連企業等お取引各社と一致協力して難局を乗り越えてまいりました。韓国・中国が大型造船所の建設により設備増強を図ったため、船舶の需給バランスが崩れた現状において、受注競争がますます激化するのは必至の情勢であります。

 しかしながら、日本国内には永年にわたってお取引をいただき信頼関係を築いてきた船主、商社、オペレーター、舶用関連企業、銀行、保険会社など、韓国や中国にはない海事クラスターがあります。互いに力を合わせ、同じボートに乗って一致団結してこの難局に立ち向かうことが、我々が勝ち残れる道だと思っております。

 海運・造船を取り巻く経営環境は昨年に増して非常に厳しい状況になるものと思われますが、今治造船グループは、「船主と共に伸びる」の企業理念のもと、お取引各社との更なる関係強化に努めると共に、各工場の特色とスケールメリットを生かした経営戦略を強力に推進してまいります。

 また、今年のスローガンである「日々改革」を断行して生産性の向上並びにコストダウンを図りながら、高性能・高品質の船舶の建造、環境にやさしい船舶の開発に役職員一丸となって取り組んでまいります。
今治造船グループは、『より良い船造り』を通して日本の海運造船業界の発展に尽力すると共に、「BARI-SHIP」を応援し、海事都市今治の繁栄のためにも貢献してまいります。

 本年もより一層のご愛顧ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。







平成22年1月
今 治 造 船 株 式 会 社
代表取締役社長  檜垣 幸人