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新型ばら積み運搬船「”IS” I-STAR」(通称:アイスター)が竣工

9月13日(月)、当社グループの新笠戸ドック(山口県下松市)にて、E.K.LINE S.A.殿向け61,000載貨重量トンばら積み運搬船M/V.”IKAN SENYUR”の命名受渡式が盛大に執り行なわれました。

本船は、今治造船グループのハンディマックス型として新開発したアイスターの第一番船となります。アイスターは、より大量の貨物を効率的に運び、高い汎用性を求める船主殿のニーズに応え、従来のハンディマックスの燃費性能を維持しながら、世界最大の船型を実現し、且つ共通構造規則(CSR)適用船となっています。

本船の特色は下記の通りです。
・Loaを199.9mまで延伸し、より大量の貨物を積載できる船型を実現
・省エネ設備としてハイブリッドフィンを採用し、燃費性能を向上
・各HoldのTanktopのフラット部の長さを28.8mに統一し、貨物のローディング性能の向上
・F.O.シフターを採用し、貨物へのヒートダメージ対策を実施

アイスターは、2007年秋より営業を開始し、国内及び海外の船主殿から70隻を超える発注を頂いており、建造実績150隻を誇る28型BCに続き、当社グループを代表するばら積み運搬船に育つものと確信しています。

M/V.”IKAN SENYUR”が船主殿をはじめとする関係者の期待に応え、安全輸送、安定供給に貢献できる事を期待しています。

本船の要目は下記の通りです。

全長199.9m
型幅32.24m
型深さ18.60m
総トン数34,795
載荷重量61,494MT
主機関
B&W 6S50MC-C(Mark8)
M/V."IKAN SENYUR"全景
M/V.”IKAN SENYUR”全景
命名を祝って風船が大空に放たれます
命名を祝って風船が大空に放たれます