さる6月30日(火)、第5回今治地域造船技術センターの修了式が行われ、当社からの参加者17名を含む計130名の受講生が3ヵ月に及ぶカリキュラムを修了しました。
今治地域造船技術センターは、急速に造船技術者の高齢化が進む昨今において、技術者の不足による技術伝承の対応をいかにスムーズに行って行くか、その対応策として今治市の造船関連企業が共同で、造船関連企業に就職した高校卒社員を対象に、現場作業の技術向上を目指した訓練施設として、2004年に設立されました。
受講生は期間中、図面の見方や溶接の基礎など造船に関する基本的な技術・知識の習得に励み、ガス溶接技能講習、玉掛け技能講習、床上クレーン運転技能講習、高所作業車運転技能講習、NK溶接試験といった技能資格を取得しました。
修了式では、今治地域造船技術センターの会長を務める当社の檜垣巧副社長から受講生へ「健康に十分注意され、センターで習得された技能と経験を余すことなく発揮し、各社の第一線で活躍されることを期待いたします」とエールが送られました。
今後、受講生の皆さんは各所属の企業へ戻り、実務或いは研修に臨みます。若い力の今後の活躍が大いに期待されるところです。