岐阜県川辺町ボートコースで開催された第67回国民体育大会「岐阜清流国体」のボート競技(10月5日~8日)において、当社ボート部の井出健二選手は、ロンドン五輪代表の武田大作選手(ダイキ)と初めてペアを組んで、愛媛選抜チームとして成年男子ダブルスカルに出場し、優勝こそ逃したものの、準優勝を収めました。
井出・武田両選手は、実力を発揮して順調に勝ち進み決勝戦までコマを進めました。決勝戦では二人息のあったスタートダッシュで先頭に立ち、トップ争いを繰り広げる厳しいレース展開となりましたが、優勝チームに肉薄するデッドヒートの末、惜しくもトップを逃し、準優勝となりました。
また、会場には今治本社と東京支社から社員が応援に駆けつけ、悲願の優勝を目指して最後まで諦めず力漕する井出・武田選手を懸命に応援。手に汗握る激しいレース展開に 「愛媛!武田!、愛媛!井出健!」 と声がかれるまで大声で応援し、その素晴らしいレースに感動を受け、大声援と拍手を送っていました。応援には、「今治造船」と「いまばりゆるきゃら バリィさん」の幟を立て、マスコット人形も持参し、他県の応援団からも、大きな注目を浴びていました。
愛媛県勢は井出・武田選手のほか、当社の別府晃至選手はシングルスカルに出場し、順位決定戦で8位に入賞する活躍を見せました。また、成年女子では現王園選手がダブルスカルで、篠原選手も成年男子舵手付フォアでそれぞれ愛媛県代表として出場、力漕及ばず、惜しくも入賞はなりませんでしたが、愛媛県勢の一員として最後まで白熱した戦いを見せてくれました。
他にも愛媛県勢は、少年クォドルプル(舵付き4人乗り)では男女アベック優勝を果たし、「ボート王国愛媛」の強さを全国にアピールすることが出来ました。
準優勝となった井出・武田両選手は、「クルーを組んで短期間での試合だったが、可能な限りのベストを尽くせた」と喜び、2013年、東京都で開かれる国体「スポーツ祭東京2013」で、愛媛県チームの活躍に大きな期待をかけていました。