今治造船株式会社
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平成24年 新年のご挨拶
2012年01月01日
代表取締役社長 檜垣幸人
 2012年の新春を迎え謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。旧年中は格別のご支援ご協力を賜り誠に有難うございました。心より厚く御礼申し上げます。

 昨年3月に発生しました東日本大震災は被災地に甚大な人的・物的被害を与え、東京電力福島第一原子力発電所の事故を引き起こし、今も日本の経済・社会に多大な影響をもたらしています。今治造船グループは被災地へいち早く支援物資や義捐金を提供すると共に、ボランティアの派遣を行いました。被災地の1日も早い復旧復興を願い、今後も引き続き支援してまいります。

 昨年も一段と円高が進み日本の造船業にとって非常に厳しい一年でした。年明けの円相場は1ドル82円台で始まり、震災の影響で4月には85円台まで円安が進行しましたが、長引く米国の景気低迷やギリシャの財政危機に端を発したユーロ諸国の財政金融不安が表面化すると円買い一色となり、10月31日には1ドル75円32銭と史上最高値を更新しました。政府日銀の為替介入により79円台まで戻しましたが、その後は77円〜78円台で推移しています。欧米の回復には暫く時間がかかると見られており、今年も円高基調が続き、日本の造船業は通貨安の中国・韓国との受注競争において苦戦を強いられるのは必至の情勢であります。

 昨年の世界の新造船竣工量は、前年の9,643万総トンを上回る1億総トン前後と予想されており、一方、受注量は竣工量の約半分の5,000万総トンになる見通しです。現在の造船市場は需給不均衡の拡大、新造船受注の減少、資機材価格の高止まり、船価の下落といった大きな諸課題に直面しています。

 このような状況の中、お陰様で今治造船グループ8工場の昨年の建造量は96隻を建造することができました。心から厚く御礼を申し上げます。船種別では、バルクキャリアが85隻と全体の88%を占め、プロダクトキャリア6隻、自動車運搬船5隻となりました。今年は昨年以上の建造量を計画していますが、建造予定船は主にドル建てのため80円を切る現在の円高水準では非常に厳しい状況であります。

 2008年9月のリーマン・ショック以降、弊社はグループ各工場のコストの比較見直しを進め、コスト管理、工数管理の強化及び削減にグループ一体となって取り組んでまいりました結果、その成果が徐々に表れてきています。また、昨年の設計組織の見直しに伴う丸亀へのスタッフの集約が完了し、本年は更なる設計機能の充実強化を図ると共に、環境への負荷低減や燃費効率の向上が図れる高付加価値船「エコシップ」の研究開発を強力に推進し、中国・韓国造船所との差別化を図り、受注競争力を強化したいと考えています。

 今年も引き続き「日々改革」をスローガンに掲げ、生産性の向上、コスト低減により経営基盤の安定強化を図ると共に、高性能・高品質の船舶の建造に役職員一丸となって取り組み、『船主と共に伸びる』の企業理念のもと『より良い船造り』に邁進し、日本の海運・造船業の発展にも尽力してまいります。

 昨年は、グループ造船所に於いて重大災害が発生いたしました。今一度、協力事業所を含む全従業員一人ひとりに安全の再教育、安全作業の指導強化並びに安全に対する意識改革を行い、事故の無い安全で明るい職場作りを推進してまいります。

 2年ぶり2回目となる今治海事展『バリシップ2011』は、大震災からの復旧復興を願い【今治から日本を元気に!】を旗印に5月19日から21日までの3日間盛大に開催され、弊社も出展すると共に工場見学など多彩なイベントに参加協力いたしました。今後とも地域密着型企業として海事都市今治の活性化にも積極的に取り組んでまいります。

  弊社は昨年創業110周年を迎えることができました。これも偏に役職員はもとより船主様はじめお取引関係各社各位の絶大なるご支援ご愛顧の賜物であり心より感謝を申し上げます。今後共引き続きご指導お引立てを賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。

 本年が皆様にとりましてご健勝で幸多い飛躍の年となりますよう心より祈念いたしまして新年のご挨拶といたします。 


平成24年1月
今 治 造 船 株 式 会 社
代表取締役社長  檜垣 幸人
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