今治造船株式会社
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平成23年 新年のご挨拶
2011年01月01日
代表取締役社長 檜垣幸人
 新年明けましておめでとうございます。輝かしい2011年の新春を迎え謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。旧年中は格別のご愛顧を賜り誠に有難く心より厚く御礼申し上げます。

 さて、昨年の海運造船マーケットは、2008年秋のリーマン・ショックから1年以上が経過するなか、世界経済の回復に伴い海上輸送量が増加、特に中国や東南アジアなどの新興国の経済成長を受けて石炭や鉄鉱石などの資源需要が拡大したことにより、バルクキャリアの受注が回復しました。また、大量に係船されていたコンテナ船や自動車専用船の係船が緩和されるなど明るい兆しが見えてきました。

 昨年の世界の竣工量は、前年(7,700万総トン)を大きく上回る過去最高の1億総トンに達する見込みですが、特に中国造船業の躍進は近代的な大型造船所の建設稼働によるもので、今後益々厳しい競争相手になると予想されます。

 また、昨年は一段と円高が進み日本の造船業にとって大変厳しい一年でもありました。年初の円相場は1ドル92円台で始まり4月に94円台まで戻しましたが、再び円高に転じ、11月には80円21銭と15年振りの高値を付け、その後も円高基調で推移しており、1割以上の円高により日本は通貨安の中国や韓国との受注競争において苦戦を余儀なくされています。

 このような状況の中、お陰様で今治造船グループ8工場の昨年一年間の建造量は、前年より8隻多い101隻の新造船を建造・引き渡すことができました。船種別では、バルクキャリア69隻、コンテナ船11隻、プロダクトキャリア11隻、自動車運搬船7隻、チップ運搬船、VLCC及びLNG船が各1隻でした。昨年から新船型の竣工が始まり、38,000D/W型スモールハンディバルクキャリア「"IS" BARI-STAR」(バリスター)をはじめ、ハンディマックスでは世界最大船型の61,000D/W型バルクキャリア「"IS" I-STAR」(アイスター)、新パナマ運河を対象にポスト・パナマックスとして開発した95,000D/W型バルクキャリア「"IS" NEXTER」(ネクスター)、共通構造規則(CSR)を適用した新型ケープサイズの180,200D/W型バルクキャリアが次々とデビューしました。また、特殊船では世界で2隻目となる鉱石硫酸兼用船を建造しました。年間101隻の建造は過去最多で、これも偏に役職員はもとより協力会社はじめお取引先関係各位の絶大なるご指導ご支援の賜物と改めて衷心より厚く御礼申し上げます。

 今年も昨年同様の建造量を計画していますが、一方、厳しい円高と韓国・中国の大型造船所建造により船舶の需給バランスが大きく崩れた現状において、受注競争は今後益々激しくなってくるものと予想されます。このような状況の中、今治造船グループが勝ち残っていくためには技術革新を強力に推進し差別化する以外に道はありません。3D設計の改良、各種新船型の開発は言うに及ばず、実船装備しているハイブリッドフィンや船陸間通信装置、省エネ塗料をはじめ、海技研と共同開発中の空気潤滑の他、太陽光・風力による発電装置やLNG燃料船の開発等、環境対応や省エネ、運航効率の向上に関する新技術の研究開発に注力し、成果を上げることが不可欠です。今年のスローガンである「日々改革」を断行し、生産性の向上、コスト低減により経営基盤の安定強化を図ると共に、高性能・高品質の船舶の建造に役職員一丸となって取り組み、《船主と共に伸びる》の企業理念のもと『より良い船造り』を通じて日本の海運・造船業の発展にも尽力してまいります。

 昨年は重大災害も無く、休業及び不休業の件数も大幅に減少しましたが、今年は労働災害ゼロ達成を目標に、更なる安全作業の指導・強化、安全意識改革を推進すると共に、メンタルヘルス対策にも力を入れて、事故の無い安全で明るい職場作りに取り組んでまいります。

 一昨年に引き続いて2回目となる国際海事展「バリシップ2011」が、5月19日(木)から21日(土)の3日間、今治市で盛大に開催されます。工場見学など多彩なイベントに弊社グループも最大限の協力をいたします。今後とも海事都市今治をはじめ、丸亀、西条など弊社グループ各社の地元の活性化にも積極的に取り組んでまいります。

 今年弊社は創業110年を迎える記念の年でもあります。本年もより一層のご愛顧ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げますと共に、皆様にとりましてご健勝で幸多い飛躍の年となりますよう心より祈念いたしまして、新年のご挨拶といたします。 

平成23年1月
今 治 造 船 株 式 会 社
代表取締役社長  檜垣 幸人
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