今治造船株式会社
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今治造船28BCシリーズ100隻建造
2009年03月30日
2009年3月30日に今治工場1号船台にて竣工しましたM/V ”LAKE KONPIRA“が、今治造船グループ建造、28,000M.T. D/W TYPE BULK CARRIERシリーズの記念すべき100隻目となりました。100隻の大台に乗ったシリーズ船は当社グループとしては初めてであり、1990年1月11日に竣工しました第1隻目のM/V “STELLAR BENY“ から現在までの長い間『今造の28BC』として数多くの船主殿、用船者殿に愛用されてきました。

1988年の開発当時、ハンディサイズと言えば、載貨重量が24,000〜26,000MTの船型が一般的であり、当社も24型BCを建造していました。しかし、他社との差別化、競争力を高めるために、載貨重量の増加を試み、建造可能な最大船型の検討を開始しました。国内での運航を考慮して、喫水は従来通り約9.7メートルとし、長さ、幅を今治本社船台の制限一杯までサイズアップしました。更に船台の制限総トン数最大まで船型を大きくした結果、28,000M.T.以上の載貨重量を確保することができました。

また、載貨重量に見合ったホールド容量を確保するため、エンジンルームを短くしホールド容積が最大限確保できるよう計画しました。エンジンルームを短くすることは内部の機器配置、工作作業等が非常に厳しいものとなるため、当時の各担当者は何度も検討、調整を重ねた結果、エンジンルームを短く出来るタンク配置が可能となりました。また、平行部のNO.2〜4ホールドの長さを統一した5ホールドとし、1,3,5&2,4ホールドの組み合わせによる2港積みが可能となったため、これまでの4ホールドのハンディサイズよりも荷役効率の高い船型となりました。

船体艤装においても、木材の積載も考慮したハッチカバーの強度、ハッチ開口を採用しています。また、デッキクレーンには当時ハンディサイズに標準的に搭載されていた25トンクラスではなく、現在のハンディマックスで搭載されている30.5トンクレーンを標準で装備し、荷役効率の向上を図りました。

開発当時、28,000MT以上という載貨重量はカーゴロットに対して大きすぎるのではないかという不安もありましたが、船主殿からの評判も良く実績を積み重ね、一つのマーケットを生み出すことになりました。その後他社も同クラスの船型の開発に着手し、後に30,000MT以上の船型を建造し始めましたが、先だって開発したことによる数多くの実績と性能面、荷役効率の高さを評価頂き、今日、100隻もの船を建造することになりました。

28BCは19年間、ほぼ同じ主要目で建造してきましたが、運航されていくうちに様々な改善点が生まれ、それに対し対応、改良を重ね、進化し続けてきました。規則改正にも対応してきましたが、L(長さ)、B(幅)、D(型深さ)を変更することなく、今治造船の28BCとしての信頼を勝ち得ることが出来るまでになりました。今では『今造のニッパチ(28)』と言えば、スペックを見せなくても本船の性能が分かるほどに国内外で幅広く認知されています。

シリーズ建造開始時は今治工場の1号船台で建造していましたが、現在ではグループ内の4工場で建造を行っています。1990年に建造を開始し、1996年半ばから丸亀工場でも建造が開始されました。その後、しまなみ造船、あいえす造船と建造工場を増やしていきましたが、建造場所は変わっても、変わらない品質を保ち続け、船主殿からの信頼を裏切ることなく建造を続けることが出来ました。

当初は年間数隻程度の建造隻数でしたが、2000年頃からは国内だけでなく、海外の船主殿・用船者殿からも『IMABARI 28』として評価され始め、受注が伸びていきました。現在では年間10〜20隻を建造するようになり、シリーズ建造100隻を超えた今もなお、数十隻の受注残があり、各工場で日々建造され続けています。
100隻目となる”LAKE KONPIRA”の進水
100隻目となる”LAKE KONPIRA”の進水
今も進化し続ける『今造のニッパチ』
今も進化し続ける『今造のニッパチ』
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